春木 整骨院
なで肩の女性に多い疾患とは…
胸郭出口症候群
みなさんこんにちは岸和田市春木宮川町とっぷ整体整骨院 前田です。
さて、タイトルにもありますように、今日はなで肩の女性によくみられる疾患のお話をしていきましょう。
ズバリ、【胸郭出口症候群】と言います。
腕や手の循環障害としては頻度は高いと言えるでしょう。その胸郭出口症候群について話をしていきます。
みなさんは例えば高いところの拭き掃除をするのに腕を上げっぱなしていたり、電車のつり革を持っている際に、肩や腕全体がダルくなってきたり、指先に鈍痛やしびれを感じた経験はありませんか?
〇胸郭出口症候群の症状に対する西洋医学的考え
- 肩から手先にかけての痛み、痺れ、怠さ
- 握力の低下
- 手の蒼白感
こうした症状は腕神経叢と呼ばれる神経繊維の束が圧迫される事で生じる神経・循環障害であり【胸郭出口症候群】と言います。この胸郭出口症候群はなで肩の女性に非常に多く見られる疾患です。
神経絞扼を受ける場所は3箇所あり、
①斜角筋三角部
②肋鎖間隙
③小胸筋間隙
の3部位とされています。
おもにデスクワーク中心のお仕事や長時間同じ姿勢で作業をする方に多く、現代病として非常に重要視されています。
知らないうちに自分自身が胸郭出口症候群になっていたというのは少なくないでしょう。
しかしながらリハビリテーション等により腕神経叢の絞扼部分を解消することで容易に改善可能な疾患群でもあります。
また鍼灸治療も絞扼部の筋緊張を取り除くという意味では効果的でしょう。
〇胸郭出口症候群に対しての東洋医学的考え
- 肝の働きが弱まっている→血を貯蔵して供給や消費、自律神経系を整えている作用がバランスを崩している状態。
- 腎の働きが弱まっている→生命活動の基礎となる物質を貯蔵している「腎」のバランスが崩れている状態。
- 脾の働きが弱まっている→筋肉や軟部組織に栄養を与える「脾」のバランスが崩れている状態。
〇胸郭出口症候群に効くツボ
- 中府ー鎖骨の外側の端にある下の窪みから指の1本分下。息を吐いたときにゆっくりと押してみましょう。他の効果として呼吸の機能を高める効能があります。
- 気戸ー乳頭から真っ直ぐ上に上がって、鎖骨に当たる場所。ゆっくりと息を吐きながら10秒ほど押しましょう。他の効果として喘息や肋間神経痛、肩こりに対しても効果的です。
当院では手技療法や超音波療法、鍼灸治療で胸郭出口症候群の治療に当たっています。
デスクワークや車の運転など長時間同じ姿勢でいる時に上記で挙げた症状がみられた場合には早めに専門家に診てもらいましょう!
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(2021年7月29日)
野球やバレーボールの動作でよく起こるスポーツ障害
みなさんこんにちは、岸和田市春木宮川町とっぷ整体整骨院 前田です。
東京2020オリンピックも盛り上がって来てますね!
昨日はサッカー日本代表とフランス代表の試合に見入ってしまいました。日本代表にも若くから海外でプレーする選手も増えましたが、強豪のフランス代表を圧倒的な強さで倒してしまうあたりはサッカーのレベルも上がってきているのかなと感じさせられました!
野球日本代表の侍ジャパンもドミニカ共和国に逆転サヨナラ勝ちを収めていましたね!
今回のオリンピックは金メダルもたくさん獲得していて、日本代表選手の活躍を毎日観れるのは本当に嬉しいですね!
さて、話は変わりますが、今日は野球やバレーなどの繰り返しのスパイク動作、投球動作で起こるスポーツ障害についてお話していきましょう。
いわゆる肩甲骨を下方に回旋、外転する動作のことを指しています。この動作により起こる障害は【肩甲上神経の絞扼】です。
症状として考えられるのは、肩甲骨の外側から後ろ側にかけて起こる痛みや肩を横に広げる動き(外転や外旋)の筋力低下、【棘下筋の筋萎縮】などです。
バレーボールのスパイク動作において、急速に肩関節は内転、内旋、伸展し肩甲骨は外転、下制、下方回旋位をとります。これにより肩甲上神経という神経に牽引ストレスが加わり続けるのです。
また高齢者の背中が丸くなった姿勢でも同様の状態を作る可能性があり、肩甲上神経にストレスがかかりやすくなります。
つまり若い人でも猫背姿勢のような不良姿勢を続けていれば同じ状態になり得ます。
治療では肩関節や肩甲骨周辺の筋肉や関節の動きに問題はないか、肩甲上神経絞扼により棘下筋の筋萎縮がおきていないか等のチェック、及びそれらの筋肉に対してのリバビリやストレッチ、トレーニングを行っていきます。
痛みが出ているということは何かしらの理由が考えらます。原因を突き止める事が出来れば簡単に治癒することが出来ます。
きちんと専門家に診てもらいましょう!
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(2021年7月29日)
からだをひねる回旋運動の仕組み
みなさんこんにちは、岸和田市春木宮川町とっぷ整体整骨院 前田です。
さて東京オリンピックも開幕しましたね!先日はサッカーの日本代表の試合を観て盛り上がりました!
7月23日はスポーツの日でしたね。毎日の猛暑で熱中症警戒が報じられる中でスポーツを楽しむっていうのは少し違和感ありますが…
スポーツをされる際は水分補給、またはなるべく日陰での運動、適度な休憩を心掛けて下さいね!
オリンピックに出場される日本代表の選手の皆さんには本当に勇気や元気もらえます!応援してます!
さて、話は変わって。
今日はからだをねじる回旋運動についてのお話です。
スポーツの動作でいうとゴルフやテニス、野球などによく見られるでしょう。
からだをねじる際に腰を痛めてしまうというようなケースはたびたび見られますが、回旋運動時の腰痛予防には、胸椎の回旋可動域と股関節の回旋可動域を高めることが重要になってきます。
元メジャーリーガーのイチロー選手はほとんど大きな怪我をした事が無かったように記憶していますが、彼は股関節の可動域が非常に大きく柔軟性に富んでいたと言われています。
脊柱と股関節は互いに連動して動き、また互いの可動性を補完し合う関係になります。そして最近ではこの両方の関節の回旋可動域と腰痛との間に関連があることが分かってきたのです。
まず、腰痛になりやすい人は健康な人に比べて胸椎の関節可動域が低下していることが分かってきました。
胸椎の動きが悪いことで腰部に痛みが出るということは胸椎と腰椎が補完関係にあるということが見えてきます。
また腰痛になりやすい人は健康な人に比べて股関節の内旋可動域が低下していることも分かってきました。
これは股関節と腰椎に関しても互いに補完関係にあるということが言えるでしょう。
要するにどういうことかと言いますと…
胸椎と股関節の回旋可動域が低下すると、可動性がそもそも小さい腰椎に過剰にストレスを加えてしまうということなんです。そこに微細なストレスが何度も繰り返しかかることによって組織を損傷してしまい腰痛を引き起こしてしまうというメカニズムです。
つまりは腰痛予防の上で胸椎のひねり動作をスムーズに行えるように、または股関節の回旋動作をスムーズに行えるように柔軟性を高めるストレッチなどが必要になってくるということです。
腰部の痛みだからと腰部だけを診ていては、治らないケースもあります。そこには脊柱や股関節の連動及び運動学が関係してると言えるでしょう。
なかなか腰痛が治らない方、スポーツのひねり動作で腰を痛めてしまった方は必ず専門家に診てもらうようにしましょう。
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(2021年7月25日)
骨盤前傾を改善する体操
みなさんこんにちは、岸和田市春木宮川町とっぷ整体整骨院の前田です。
まん延防止等重点措置によってなかなか外出や外食もしずらくなってしまい不自由な生活が続きますね。
そんな私も今はお家でブログを打っているところです笑
とっぷ整体整骨院ではそれでも治療の必要性を感じ毎日来院される患者様の為に日々コロナ感染予防対策は力を入れて取り組んでいます!
さて、外出の自粛ばかりしていると運動不足にもなり、前回のブログでもお話したように筋肉のバランスが崩れて骨盤が歪んできます。
今回は骨盤の前傾の歪みに対して有効な体操についてお話していきましょう。
骨盤前傾を改善するということは、反り腰を改善するということにも繋がります。
過度な骨盤前傾は腰痛の原因になる場合が多いです。
そこで今回は骨盤を逆に後傾させる筋肉とそのトレーニング方法について解説をしていきましょう。
主に鍛える筋肉は
①腹直筋
②大臀筋
③ハムストリング
の3つの筋肉です。
腹直筋は骨盤の下部(恥骨)に起始を持ち、胸骨や肋骨で停止します。そのために腹直筋が緊張することで骨盤が後傾に作用します。反対に腹直筋が弱体化や低緊張することで骨盤が前傾してしまうのです。
おそらく腹筋が弱いということに心当たりがある方は多いのはないでしょうか?
鍛える方法としては、ベッドに仰向けになりましょう。両手でベッドの端を掴みます。両脚は上げて軽く組みましょう。そのままゆっくりとお尻も上げるように骨盤を持ち上げてください。それを2秒間キープしましょう。その後ゆっくりと元の姿勢に戻していきます。(ヒップレイズ)
大臀筋やハムストリングは骨盤の後面に起始を持ち、下腿の後面に停止を持っています。そのためにこれらの筋肉が収縮することで骨盤は後傾に働きます。
大臀筋を鍛える方法としては、自分の背中側にイスを起きます。片足のつま先を椅子に乗せます。もう片方の脚は前方に出しましょう。背筋は伸ばしたままで上体は前傾させてそのまま真下に落としていきます。(ブルガリアンスクワット)
ハムストリングを鍛える方法として、立っている状態で背筋を伸ばしましょう。お尻を後ろに引きます。上体をゆっくりと下に落としていきます。
その際に、太ももの裏の筋肉にしっかりと力が入っているのかを確認しながら膝関節を屈伸させていきましょう。ダンベルを持ちながらやることで負荷を上げることも可能です。(ルーマニアン・デッドリフト)
さて、今紹介したトレーニングはどれもスペースをとらずにお家で出来るものばかりです。骨盤が前傾だと言われて治療を受けておられる患者様は私たち専門家の指導の元で以上のトレーニングをやってみて下さい。
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(2021年4月11日)
骨盤の前傾と腰痛の関連について
骨盤が前傾すると反り腰に
コロナも第4波と言われるほどコロナ感染者数の状況が悪くなっていますが、それでも治療の必要性を感じ、日々受診していただいている患者様の為にも有益な情報をお伝えしてまいります。
またとっぷ整体整骨院では毎日来られる患者様が安心して治療を受けれるようにコロナ感染予防対策に関しては引き続き全力で取り組んで参ります。よろしくお願い致します。
さて、今日は骨盤の傾きと腰痛の関連のお話です。
傾きといっても様々ありますが、今回はその前傾と呼ばれる傾きと腰痛との繋がりについて解説していきましょう。
骨盤の前傾していると
- 腰が痛む
- 股関節が痛む
- 膝が痛む
- 下腹部がポッコリでてしまう
- 出っ尻になりやすい
- 太ももが太くなる
- 外反母趾になりやすい
といった症状がでやすくなります。
骨盤を前傾させてしまう原因
骨盤は身体の中心であり、多くの筋肉や靭帯によって固定されています。骨盤が前傾してしまうと、連動して腰椎の前弯が増強していきます。
腰椎の前弯が増強した場合、椎骨の後方に力学的なストレスがかかってしまいます。その状態が持続すると、椎間板や椎間関節部にストレスが蓄積されてしまい、最終的に腰椎を発症するようになります。
ではどのようなときに骨盤の前傾または後傾(今回は省きます)が増えるのでしょうか?
それは疲れ等により筋肉のバランスが崩れたときだと言えるでしょう。骨盤を前傾させる筋肉が短縮または過度に緊張している場合に前傾が増加し、反対に前傾させる筋肉が弱体化、または低緊張となることで後傾が増加します。
骨盤を主に前傾させる筋肉は
①脊柱起立筋
脊柱起立筋の柔軟性が低下することで脊柱起立筋の起始部と停止部の距離が本来より短くなっている。
②腸腰筋
腸腰筋の筋力低下により腸腰筋の起始部と停止部の距離が本来よりも長くなっている。
③大腿直筋
大腿直筋の柔軟性が低下することにより股関節が屈曲し、それに伴い膝が曲がることで骨盤の前傾が起こる。
の3つになります。
骨盤前傾には筋肉以外にも多くの原因が関与されると思われますが、たとえば股関節や膝関節が屈曲するとそれに連動して骨盤は後傾していき、さらには脊柱を屈曲してしまいます。
しかし変形性股関節症を持たれる人の中には股関節の伸展制限を腰椎の前弯を増強させて代償し、腰が曲がらないように調整している方もいます。
このように様々な関節を微調整しながら、重心を中央に保つようにして、立位を安定させるように人体は無意識に働いているのです。
とくに筋肉などは二次的に障害されている場合が多いです。なので筋肉をほぐすだけでは解決にはならないこともよくあります。
なかなか腰椎が治らないという方にはこのような状態に陥っているケースが多々見受けられます。
まずはどこが根本的な原因であるかを見極めて、その根本に対して必要なアプローチをしていくことが大切です。
あなたの骨盤は前傾していませんか?
専門家への受診、および適切な検査を受けることをお勧めします。
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(参考文献:姿勢と動きの「なぜ」がわかる本」
(2021年4月11日)
首が前に突っ込む姿勢と肩凝りとの関係は?
巻き肩になりやすい
みなさんこんばんは、岸和田市春木とっぷ整体整骨院です。
当院にも肩凝り症状を改善したいという患者様が多数いらっしゃいますが、肩凝りを改善する為には、頭部前方突出位を理解する必要があるでしょう。
逆に言えばこの姿勢を改善することで、肩凝りを予防出来るとも言えます。
肩凝りを大雑把に分けると
肩凝りには原因が明確ではない本態性肩凝りと、筋肉や関節などの器質的な原因がある症候性肩凝りとがあります。
前者は過労や不良姿勢、運動不足などが影響し、頸部から肩関節にかけての筋疲労や筋緊張、ダルくなるような鈍痛などの症状が出現します。
長時間のデスクワークや机や椅子が合っていなくてそれに合わすように座って事で姿勢が崩れてなんて事が原因として挙げられます。
後者では頚椎疾患や肩関節疾患などの整形外科的領域から、消化器疾患の内科的領域、眼精疲労などの眼科的領域といった具合に、さまざまな疾患に起因します。
頭部前方突出位とは
現在では、肩凝りの原因となり得る姿勢として注目されているのが頭部が前方に垂れて、頸椎全体が前方に偏移し、環椎後頭関節部分で過伸展位となる【頭部前方突出位( FHP)】と呼ばれる姿勢です。
この姿勢でいると、筋力低下を起こしやすい筋肉と過緊張状態にやりやすい筋肉があるとされています。
筋力低下を起こしやすい筋肉には、頸部深層にある屈筋群である椎前筋や僧帽筋下部線維、菱形筋などがあります。
過緊張状態になる筋肉には、後頭下筋群や僧帽筋上部線維、肩甲挙筋、小胸筋などがあるとされています。
そして、この過緊張状態になる筋肉がいわゆる「肩凝り」で慢性的な鈍痛や筋疲労が出現しやすい筋とされています。
この頭部前方突出位の姿勢をとっている人の多数が巻き肩になりやすいです。
そして巻き肩になると肩甲骨の位置がどんどん外側に広がっていくので、背中の筋肉は引き伸ばされて血流が悪くなり、肩が重くなったり頸から肩がガチガチに固まってしまいます。
それ以外にも頭部前方突出位になる事で胸椎や骨盤の歪みに繋がり、様々なカラダの不具合を起こす原因になります。
当院では鍼灸治療によりこれらの深層にある筋肉の過緊張状態を取り除き、矯正による関節の調節を行うことで【頭部前方突出位(FHP)】を改善し慢性的な肩凝り症状を取り除くようにアプローチを行っています。
つまり肩凝り症状改善にはただ痛みのある筋肉に対してマッサージをするだけでなく、FHPに対して効率よくアプローチを行うことが不可欠です。
治療を続けてもなかなか症状が改善されないという方は、もしかしたらFHPに対するアプローチがされていない可能性もありますよ。
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(2021年3月14日)