専門家からのアドバイス
「夜中に足がつる…こむらがえりの正体と今すぐできる予防・対策法を解説」
こむらがえり
こんにちは!岸和田市春木の とっぷ整体整骨院です。 少しづつ暖かくなってきましたが朝晩はまだ冷え込むことがありますね。 気温の変化が激しいこの時期、**こむらがえり(足がつる現象)**を経験したことはありませんか? 突然ふくらはぎが激痛とともにけいれんし、寝ていたのに目が覚めてしまう…そんな経験をされた方も多いと思います。 特に冷え込みが厳しい冬の朝、布団から足が出ていると、こむらがえりが起こりやすくなります。 腰痛を抱えている方も、同様の症状を訴えることが多いです。 そこで今回は、こむらがえりの原因・予防法・解消法についてお話しします。 ⸻
こむらがえりの原因
こむらがえりは ふくらはぎの筋肉が異常に収縮することで起こる発作です。 特に就寝中は、筋肉の過剰な収縮を防ぐセンサー「腱紡錘(けんぼうすい)」が働きにくくなるため、発生しやすくなります。 また、次のような要因もこむらがえりを引き起こす原因になります。 冷え → 血管が収縮し、血流が悪化 水分不足 → 筋肉への酸素・栄養供給が低下 ミネラル不足 → 特に マグネシウム が不足すると危険 脱水症状 → 熱中症による脱水でも発生 ⸻
こむらがえりの予防法
① 就寝前にコップ1杯の水を飲む
人は睡眠中に 約500ml の水分を失います。 そのため、寝る前にコップ1杯の水を補給することが大切です。
② マグネシウムを意識して摂取
マグネシウムは筋肉の正常な働きをサポートします。 おすすめの食材: • わかめ、納豆、牛乳、するめ など • 梅干し(クエン酸がマグネシウムの吸収を助ける)
③ 足を冷やさない工夫
• 靴下やストッキングを履いて就寝 • 弾性ストッキング(医療用) を活用 → 温かさ+血流促進効果
④ ストレッチで筋肉をほぐす
おすすめのストレッチはこちら! ✔ 「波止場のポーズ」 1. 30cmほどの台に片足を乗せる 2. 体重をグッとかけながら 息を吐きつつ7秒キープ 3. 左右交互に 15回ずつ 繰り返す ✔ タオルつかみ運動 1. 床にタオルを置く 2. 足の親指と人差し指を使い、タオルをつかんで持ち上げる → 普段使わない筋肉(下腿三頭筋や足裏の筋肉)を鍛えられ、こむらがえりの予防に効果的です。 ⸻
こむらがえりが起きたときの対処法
もし 足がつってしまった 場合は、すぐにふくらはぎを 伸ばすストレッチ をしましょう! ● 横になっているとき 1. ひざを立てる 2. 痛む足を体に引き寄せ、つま先をそり返す ● 立っているとき 1. つっていない方の足を前に出す 2. アキレス腱を伸ばすストレッチ をする(壁に両手をついて押す)

ふくらはぎがつって、立ち上がって対処中
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腰痛とこむらがえりの関係
腰痛を持っている方は こむらがえりが起こりやすい です。 これは、腰の筋肉が硬くなることで 足への血流が悪化する ためです。 「最近、こむらがえりが頻発する…」 「腰痛もあるし、足もよくつる…」 そんな方は 早めの治療 をおすすめします! ⸻ とっぷ整体整骨院へのアクセス 料金の一覧表
(2025年3月19日)
「オスグッド・野球肘・シーバー病…成長期のスポーツ障害に灸治療が効く理由とは?」
子どものスポーツ障害と鍼灸治療
年々、子どもたちのスポーツ活動が盛んになり、小学生から本格的に競技を始めるケースも珍しくなくなりました。
しかし成長期の子どもたちはまだ体が発達段階で、過度な運動や誤ったフォームが原因でスポーツ障害を引き起こすこともあります。
とっぷ整体整骨院でもそういった子どものスポーツ障害での来院が増えています。
今回は子どもに多いスポーツ障害とその治療と予防を鍼灸治療を交えてお話ししていきたいと思います。
子どもに多いスポーツ障害
子どもに起こるスポーツ障害は大きく
「使いすぎ(オーバーユース)」
によるものと
「外傷」
に分けられます。
1. 成長期特有の障害
・オスグッド・シュラッター病
成長期の子どもによく見られる膝の痛みです。
特にサッカーやバスケットボールなど、ジャンプや走る動作が多いスポーツをする子に多く、膝のお皿の下にある脛骨(けいこつ)の成長軟骨が炎症を起こします。
・シーバー病(踵骨骨端症)
かかとの成長軟骨が炎症を起こし、踵の痛みが出る障害です。
サッカーや陸上競技など、走る機会が多いスポーツで発症しやすくなります。
・野球肘・テニス肘
投球やラケットのスイング動作を繰り返すことで、肘の成長軟骨や筋肉に負担がかかり、痛みが生じる障害です。
2. オーバーユースによる障害
・ジャンパー膝(膝蓋腱炎)
バレーボールやバスケットボールの選手に多く、膝のお皿の下の腱が炎症を起こすことで痛みが出ます。
・疲労骨折
長距離ランナーや体操選手に多く、繰り返しの衝撃によって骨にひびが入る障害です。
特に脛(すね)や足の甲に発生しやすいです。
鍼灸治療によるアプローチ
鍼灸治療は、痛みの軽減や筋肉の緊張緩和、血流改善を目的としてスポーツ障害の治療に活用されています。
1. 痛みの緩和
鍼を使って筋肉の深部に刺激を与えることで痛みを感じる神経の興奮を抑え、痛みを和らげる事ができます。
また鍼によってエンドルフィンという脳内ホルモンが分泌され、自然な鎮痛効果も期待できます。
2. 筋肉の緊張緩和と柔軟性向上
スポーツ障害の多くは筋肉の硬さや疲労の蓄積が原因で起こります。
鍼やお灸を使って血流を促進し、筋肉の柔軟性を高めることでスポーツ障害の回復を早めることができます。
3. 自然治癒力の向上
お灸を用いることで体を温めて血液循環を良くします。
特に冷えによる筋肉の硬直が原因の痛みにはお灸が効果的です。
また東洋医学の観点からツボを刺激することで体全体のバランスを整え、回復を早める効果が期待できます。
スポーツ障害の予防とセルフケア
1. ストレッチとウォーミングアップの徹底
運動前後のストレッチは筋肉の柔軟性を保ち、怪我の予防に役立ちます。
特にハムストリングスやふくらはぎの筋肉をしっかり伸ばすことが大切です。
2. 体の使い方を見直す
スポーツ障害はフォームの乱れや無理な負荷のかけ方が原因で発生することが多いです。
正しい姿勢や動作を意識し、必要に応じて専門家の指導を受けることが重要です。
3. 休息と栄養の管理
成長期の子どもは適切な休息と栄養をとることで、骨や筋肉の健康を維持できます。
カルシウムやタンパク質をしっかり摂取し、十分な睡眠を確保することも大切です。
子どものスポーツ障害でお困りの際は、ぜひご相談ください。
(2025年3月19日)
「花粉症シーズン到来!つらい症状を和らげる対策と予防法」
花粉症の季節がやってきました
こんにちは、とっぷ整体整骨院です。
まだまだ寒い日が続いていますが、2月・3月になると「花粉症の症状が出始めた…」という方が増えてきます。
この時期はスギ花粉やヒノキ花粉が飛散し始めるため、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどの症状に悩まされる方が多いです。
今回は、2月・3月に花粉症が悪化しやすい理由や、症状を和らげる対策について詳しくお伝えします。
なぜ2月・3月に花粉症がひどくなるのか?
①スギ花粉・ヒノキ花粉の飛散が本格化する
日本では2月からスギ花粉が飛び始め、3月にはピークを迎えます。
さらに、3月下旬から4月にかけてヒノキ花粉も飛散が本格化します。
つまり、2月・3月は花粉症の本格的なシーズンの始まりなのです。
②気温の変化で体調を崩しやすい
冬から春にかけての季節の変わり目は、気温差が大きく、体調を崩しやすい時期です。
免疫力が低下すると、花粉症の症状も悪化しやすくなります。
③乾燥による粘膜の弱体化
冬の乾燥した空気で鼻や喉の粘膜がダメージを受けると、花粉に対する防御機能が弱くなります。
その結果、花粉症の症状がよりひどく感じられることがあります。
④自律神経の乱れ
2月・3月は年度末や新年度の準備で忙しく、ストレスが増える時期でもあります。
ストレスがかかると自律神経が乱れ、免疫バランスが崩れてアレルギー症状が悪化することがあります。
花粉症の症状を和らげる対策
①花粉をできるだけ避ける
花粉症の症状を抑えるには、まず花粉を体に取り込まないことが大切です。
• 外出時のマスク・メガネ着用 → 花粉の侵入を防ぐ
• 衣類の選び方 → 花粉がつきにくいツルツルした素材の服を選ぶ
• 帰宅後の花粉除去 → 家に入る前に服を払う、すぐに洗顔・うがいをする
• 室内の換気に注意 → 花粉が多い時間帯(午前中・夕方)を避ける
②腸内環境を整える
腸には免疫機能が集まっており、腸内環境が整うとアレルギー症状が軽減されることがあります。
• 発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)を積極的に摂る
• 食物繊維(野菜、海藻、玄米など)を多く含む食事を心がける
③冷えを防ぎ、血流を良くする
冷えは免疫機能を低下させるため、花粉症を悪化させる要因になります。
• 首・お腹・足元を温める(マフラーや腹巻きを活用)
• 適度な運動をする(軽いストレッチやウォーキングなど)
• 入浴でリラックスする(ぬるめのお湯にゆっくり浸かる)
④鍼灸治療で自律神経を整える
花粉症の症状は、自律神経のバランスと深く関係しています。
鍼灸治療では、ツボを刺激して免疫バランスを整え、鼻詰まりや目のかゆみを和らげることができます。
特に花粉症に効果的なツボとして、以下が挙げられます。
• 迎香(げいこう) … 鼻づまりを和らげる(小鼻の横)
• 合谷(ごうこく) … アレルギー症状全般に効果(手の甲・親指と人差し指の間)
• 足三里(あしさんり) … 免疫力アップ(膝下のやや外側)
鍼灸治療は、副作用が少なく、花粉症の症状を根本的に改善するサポートをしてくれます。
当院では、花粉症の症状に対する鍼灸施術を行っています。「毎年花粉症がつらい」「薬に頼らず症状を和らげたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください!
(2025年2月19日)
「2月に増えるぎっくり腰!寒さと運動不足が引き金に」
2月に多いぎっくり腰
こんにちは、とっぷ整体整骨院です。
寒さが厳しい2月、当院には「ぎっくり腰になってしまった」という患者さんが多く来院されます。
寒い時期はなぜぎっくり腰が起こりやすいのか、また、発症してしまったときの対処法や予防策について詳しく解説します。
なぜ2月にぎっくり腰が多いのか?
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、突然激しい腰の痛みに襲われる症状をいいます。
2月にぎっくり腰が増える理由はいくつかあります。
①寒さによる筋肉の硬直
冬は気温が低く、血流が悪くなりやすい時期です。
寒さで筋肉が緊張し、柔軟性が失われると、急な動作や無理な姿勢をとった時に筋肉や関節に負担がかかりやすくなります。
②年末年始の運動不足の影響
年末年始に運動などをしてなくて、筋力が低下している人が多いのも2月の特徴です。
筋力が落ちると、腰への負担が増し、ぎっくり腰を引き起こしやすくなります。
③寒暖差による自律神経の乱れ
2月は寒暖差が激しく、自律神経が乱れやすい時期でもあります。
自律神経が乱れると、筋肉が硬直しやすくなり、ちょっとした動作でも腰に負担がかかることがあります。
④年度末に向けたストレスの影響
仕事の繁忙期や生活の変化に伴うストレスもぎっくり腰の要因です。
ストレスは筋肉を緊張させますし、血流を悪化させるため腰のトラブルを引き起こしやすくなります。
ぎっくり腰になったときの対処法
①安静にしすぎない
痛みが強い初日は無理せず安静にすることが大切ですが、長時間動かないでいると筋肉がさらに硬くなり、回復が遅れることがあります。
2〜3日目からは、痛みが少し落ち着いたら軽く動かすようにしましょう。
②患部を冷やすor温める?
患者様にもよく質問される事ですが、発症直後は炎症が起きているため、最初の48時間は氷や冷却シートを使って冷やすと効果的です。
その後、炎症が落ち着いてきたら、お風呂や温熱シートで温めて血流を促すと回復が早まります。
③楽な姿勢で過ごす
腰に負担のかからない姿勢をとることが重要です。
• 仰向けで寝る場合は、膝を軽く曲げてクッションを入れる
• 横向きで寝る場合は、膝の間にクッションを挟む
④無理にストレッチやマッサージをしない
急性期に無理なストレッチやマッサージをすると、かえって悪化することがあります。
ご自分でネットなどで調べて急性期にストレッチをして痛めたなんてこともたまに患者様から聞きます。
痛みが和らいでから、専門家の指導のもとでストレッチを行いましょう。
ぎっくり腰を防ぐための予防策
①適度な運動をする
腰回りの筋肉を鍛えることで、ぎっくり腰を予防できます。特に体幹トレーニングやストレッチが効果的です。
②冷え対策を徹底する
腰やお腹周りを冷やさないようにすることが大切です。腹巻きやカイロを活用し、暖かい服装を心がけましょう。
③正しい姿勢を意識する
デスクワークや立ち仕事が多い人は、猫背や反り腰にならないように注意しましょう。長時間同じ姿勢を続けず、こまめに体を動かすことも大切です。
④ストレスを溜めない
ストレスによる筋肉の緊張もぎっくり腰の原因になります。リラックスする時間を意識的に作り、質の良い睡眠をとることも予防につながります。
まとめ
2月は寒さや運動不足、ストレスなどが原因でぎっくり腰になりやすい時期です。
もし発症してしまった場合は、無理をせず適切に対処し、早めに回復を目指しましょう。
また、日頃から運動や冷え対策を意識することで、予防することも可能です。
当院では、ぎっくり腰の治療や予防のアドバイスを行っています。
「ぎっくり腰になってしまった」「腰の違和感が続いている」という方は、ぜひお気軽にご相談ください!
(2025年2月19日)
寒い2月の体調不良に要注意!冷えや自律神経の乱れを改善する方法
2月はいつもより体調を崩しやすい
こんにちは!とっぷ整体整骨院です。
寒さが厳しい2月、体調を崩しやすい時期です。
2月は一年の中でも特に冷え込みが強く、乾燥しやすい季節。
さらに、寒暖差や生活習慣の乱れから、さまざまな不調が現れやすくなります。
当院でも「体が冷えていつもよりしんどいわ〜」という患者様が多いです。
今回は、30代から50代の方に多く見られる2月の体の不調と、鍼灸での対策についてお話しします。
2月に多い体の不調
① 冷えによる筋肉のこわばり・肩こり・腰痛
寒さが厳しくなると、筋肉が緊張しやすくなり、肩こりや腰痛が悪化しやすくなります。
特にデスクワークが多い方は、姿勢が悪くなり血行が滞ることで、痛みを感じやすくなります。
▶こんな症状に要注意!
朝起きると体がガチガチに固まっている
湯船に浸かると楽になるが、またすぐに痛くなる
体を動かすと筋肉が引きつる感じがする
② 自律神経の乱れ(だるさ・不眠・頭痛)
2月は、寒暖差が大きくなる時期。
暖房の効いた室内と外気の温度差で、自律神経が乱れやすくなります。
その結果、だるさや疲労感、不眠、頭痛などの症状が出ることも。
▶こんな症状に要注意!
朝起きてもスッキリしない
なんとなく体が重く、やる気が出ない
頭痛やめまいが起こりやすい
③ 免疫力低下(風邪・インフルエンザ・肌荒れ)
2月は空気が乾燥し、風邪やインフルエンザが流行しやすい時期。
また、寒さによる血行不良で、肌荒れや手足の冷えが気になる方も多いです。
▶こんな症状に要注意!
すぐに喉がイガイガする
手足が冷たく、寝るときも温まらない
肌が乾燥して荒れやすい
2月の不調を改善するためには?
① 鍼灸で血流を改善し、冷え・こわばりを解消
鍼(はり)は、筋肉の深部に直接アプローチし、血流を促進する効果があります。
特に、肩こりや腰痛には即効性が期待でき、体の冷えによるこわばりを和らげるのに最適です。
おすすめのツボ
✔ 合谷(ごうこく) … 首・肩こり、頭痛の改善
✔ 三陰交(さんいんこう) … 冷え・むくみ・自律神経の調整
✔ 太衝(たいしょう) … ストレス緩和、血流促進
②お灸で体を内側から温める
冷えが原因で不調が出ている方には、お灸もおすすめです。
じんわりと温めることで、血行が良くなり、体の芯からポカポカになります。
特に「三陰交」や「関元(かんげん)」にお灸をすると、冷えが和らぎやすくなります。
自宅でもセルフケアをオススメしますよ。
① 首・肩・腰を温める
湯たんぽやカイロを使って、首の後ろ・肩甲骨の間・腰を温めると、筋肉のこわばりが和らぎます。特に、寝る前に温めるとリラックス効果が高まり、快眠にもつながります。
② 軽いストレッチや体操をする
寒いと体を縮こませがちですが、適度な運動は血流を良くし、体の不調を予防します。特に「肩回し」「背伸び」「腰ひねり」などの簡単な動きを取り入れると、スムーズに動けるようになります。
③ 温かい飲み物を飲む
冷たい飲み物は体を冷やす原因になるので、生姜湯や白湯、ハーブティーなどの温かい飲み物を習慣にしてみると体の内側から温まりやすくなります。
2月は、冷えや寒暖差の影響で体にさまざまな不調が出やすい時期です。
肩こり・腰痛・自律神経の乱れ・免疫力低下など、気になる症状がある方は、早めのケアが大切です。
鍼灸や整体は、血流を改善し、自然治癒力を高める効果が期待できます。
体の冷えやこわばり、不調を感じたら、お気軽とっぷ整体整骨院までご相談ください!

三陰交
(2025年2月19日)
秋の体調不良を改善!東洋医学に学ぶ「土用」の過ごし方
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期
「なんかいつもより足がむくむ」
「肩がこの時期はカチカチになんねん」
「しんどいのが抜けにくいて、毎年この時期は」
なんてお声を頂く1週間でした。
「これって夏バテ?いや秋バテ?」
といったご相談も頂いたのですが、実はこの時期は季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですよね。
「土用」といった考え方で、中国の陰陽五行説を基にして立春、立夏、立秋、立冬の前にある18日間を指す言葉で年に4回あります。
有名なもので「土用の丑の日」にウナギを食べるなんてものがありますよね。
秋にも「土用」の期間はあって、今年は10月20日から11月6日を指します。
この時期は季節の移り変わりによる変化や次の季節に備えるために体が体調を整えるための期間とされています。
その中でも東洋医学的にいう「脾」が関係しています。
「脾」とは解剖学的にいう「脾臓」とは違い、胃・膵臓・小腸など消化器官全般をいいます。
- 食物を消化吸収してエネルギーに変える
- 血液や唾液、尿などの体液のバランスを保つ
- 血液を産生する
といった役割が「脾」にはあります。
この「脾」が土用の時期は過剰になる傾向にあるので、消化吸収機能に負担がかかることで血液が滞り、「肩がガチガチ」になったり、足にむくみがでやすくなったり、疲れが取れにくくなったりするようです。
胃の働きが活発になり過ぎると、身体の水分代謝や悪くなり、むくみやめまい、肩こりに腰痛、関節痛などの症状が起こります。
血圧なんかも心配になりますよね。
秋土用は「辰の日」(10月31日)に「た」のつくものや青いものを食べるのいいとされています。
「た」のつく食べ物としては、「玉ねぎ」や「たこ」、「だいこん」なんかが良いようです。
「青いもの」なら、さんまやさば、いわしなんかが挙げられます。
さんまにおろし大根がおススメです。
土用は次の季節に身体を慣らしていく期間なので、上手く付き合って一年を体調良く過ごしたいですね。
いつもより食べる量を減らして消化器官を労ることで身体も順応しやすく、体調も良くなるのではないでしょうか。
食事だけでなく、治療的観点からみると鍼灸治療での消化器官を整えるツボへのアプローチやフットマッサージでリンパを流すのも有効です。
当院では鍼やお灸、吸玉による東洋医学的アプローチ、クリームを使用したフットマッサージによって土用の時期に体調を崩した方々に対応しています。
興味のある方は是非、お試しください。
とっぷ整体整骨院へのアクセス
(2024年10月28日)