筋肉と関節の専門家ブログ
寝違いと姿勢の関係
首が回らない
みなさんこんばんは岸和田市春木宮川町とっぷ整体整骨院です。
今日も寒暖差が結構ありましたね。昼間に院の外に出ると日差しがあったかく感じられましたが、夕方以降はやっぱり肌寒くなっていました。このような時期は風邪も引きやすくなるので要注意ですね。
寝る時もぜひ暖かくしてお休みください。特に足元や首元に布団がかかっていなかったり、または薄着で寝たりすると身体の熱が逃げてしまい、その結果身体を冷やしてしまいます。
慢性的な肩凝り症状がある方が、夜寝る時に身体を冷やしてしまうことでさらに筋肉が固まってしまい、動き出そうとした際に筋肉を痛めてしまったりするのがいわゆる【寝違い】です。
朝起きて首を回そうとしたら首が痛くて回らない❗️誰しもが一度は経験したことがあるのでは無いでしょうか?
- 痛みで首が回らない
- 特定の方向を向くと痛みが出る
- 動かすとピリッとした痛みがでる
- 首の痛みと腕にも痺れが出ている
今日はその【寝違い】についてお話ししていきましょう❗️
酷い痛みの場合には首の痛みに留まらずに背部まで痛みが及ぶこともあります。
また首の椎間関節や靭帯に炎症が起きているケースもあります。
患者様の経験談を聞いていると、前日に肩や首への過度な負担を加えていたり、もともと頚椎ヘルニアの既往歴があったり、睡眠中に無理な姿勢をとっていたなどが多いです。
寝違えの原因の色々
- 首が原因の場合ー首の血管が圧迫されて血流が滞るケース。寝相が悪くて寝返りが打ちにくかったり、何かで首が固定されてなる事も。
- 肩が原因の場合ー睡眠時の姿勢はもちろんですが、日中のデスクワークや運動などで疲労が溜まっていてなる事も。
- 睡眠環境が原因の場合ーそもそも枕が合っていない。高すぎり、低すぎたり、枕を使わない事でも寝違えは起こります。他にも腰が沈みすぎるベッドマットなども要注意。
【寝違い】は正式には【急性疼痛性頸部拘縮】と呼びます。
通常であれば数日で痛みが治まることが多いですが、痛みが長期間に及ぶ場合や、何度も寝違いを繰り返す場合には専門家に診てもらう必要があるでしょう。
病院に行けば消炎鎮痛剤や筋弛緩剤や湿布などの処方をしてもらうでしょうが、あくまでも対症療法です。痛みを一時的に和らげてくれるだけに過ぎません。
大切なのはなぜ寝違えを起こしやすいのか、なぜ慢性的な肩凝りがあるのか、姿勢やバランスに問題がないかです。
最初から寝違いを起こしやすかった訳ではないはずです。おそらくいつからか慢性的な肩凝りや寝違いを頻繁に起こすようになっているはずです。それには必ず原因があります。
当院では初診時には必ず姿勢分析を行います。
なぜ姿勢をみるのか、ちなみに痛みを訴える方のほとんどが姿勢の歪みがあります。
また姿勢が改善すると痛みが軽減していくという法則もあります。つまり痛みと姿勢バランスは密接に関係しているという事です。
私たちは姿勢バランスをみて痛みの原因がどこにあるのかを見極めた上で治療を施します。
それが根本治療であり、それにより寝違いを起こしやすかった状態からサヨナラ出来るでしょう。それが本当の意味での治癒ですよね?
もしこの話を聞いて思い当たる事がある方はほとんどの場合で姿勢に歪みがあるでしょう。
治療のタイミングは早ければ早いほど良いです。寒くなるこの時期は【寝違い】が増えるのでご注意下さい‼️
また、痛みや姿勢バランスの崩れの原因となっている筋肉を特定出来れば、そこへの鍼灸治療がおススメです。深層の筋肉までアプローチし筋肉を元の状態に改善するので痛みも元から取り除くことができます。
詳しくは当院の寝違い治療の専門家へご相談下さい。
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(2021年11月16日)
なで肩の女性に多い疾患とは…
胸郭出口症候群
みなさんこんにちは岸和田市春木宮川町とっぷ整体整骨院 前田です。
さて、タイトルにもありますように、今日はなで肩の女性によくみられる疾患のお話をしていきましょう。
ズバリ、【胸郭出口症候群】と言います。
腕や手の循環障害としては頻度は高いと言えるでしょう。その胸郭出口症候群について話をしていきます。
みなさんは例えば高いところの拭き掃除をするのに腕を上げっぱなしていたり、電車のつり革を持っている際に、肩や腕全体がダルくなってきたり、指先に鈍痛やしびれを感じた経験はありませんか?
〇胸郭出口症候群の症状に対する西洋医学的考え
- 肩から手先にかけての痛み、痺れ、怠さ
- 握力の低下
- 手の蒼白感
こうした症状は腕神経叢と呼ばれる神経繊維の束が圧迫される事で生じる神経・循環障害であり【胸郭出口症候群】と言います。この胸郭出口症候群はなで肩の女性に非常に多く見られる疾患です。
神経絞扼を受ける場所は3箇所あり、
①斜角筋三角部
②肋鎖間隙
③小胸筋間隙
の3部位とされています。
おもにデスクワーク中心のお仕事や長時間同じ姿勢で作業をする方に多く、現代病として非常に重要視されています。
知らないうちに自分自身が胸郭出口症候群になっていたというのは少なくないでしょう。
しかしながらリハビリテーション等により腕神経叢の絞扼部分を解消することで容易に改善可能な疾患群でもあります。
また鍼灸治療も絞扼部の筋緊張を取り除くという意味では効果的でしょう。
〇胸郭出口症候群に対しての東洋医学的考え
- 肝の働きが弱まっている→血を貯蔵して供給や消費、自律神経系を整えている作用がバランスを崩している状態。
- 腎の働きが弱まっている→生命活動の基礎となる物質を貯蔵している「腎」のバランスが崩れている状態。
- 脾の働きが弱まっている→筋肉や軟部組織に栄養を与える「脾」のバランスが崩れている状態。
〇胸郭出口症候群に効くツボ
- 中府ー鎖骨の外側の端にある下の窪みから指の1本分下。息を吐いたときにゆっくりと押してみましょう。他の効果として呼吸の機能を高める効能があります。
- 気戸ー乳頭から真っ直ぐ上に上がって、鎖骨に当たる場所。ゆっくりと息を吐きながら10秒ほど押しましょう。他の効果として喘息や肋間神経痛、肩こりに対しても効果的です。
当院では手技療法や超音波療法、鍼灸治療で胸郭出口症候群の治療に当たっています。
デスクワークや車の運転など長時間同じ姿勢でいる時に上記で挙げた症状がみられた場合には早めに専門家に診てもらいましょう!
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(2021年7月29日)
椎間板にかかる負担と姿勢の関係
腰痛の予防に必要
今日は腰の椎間板にかかる負担と、姿勢と運動との関係についてお話していきたいと思います。
腰痛の予防には椎間板内圧と動作の関係性を知ることが重要になってきます。
これに関しては知らない人が意外に多いのではないでしょうか。
例えば、椎間板ヘルニアの既往や疑いがある方は、安易に座る姿勢を長時間とってはいけません。
姿勢時の腰椎椎間板の内圧
椎間板内圧と姿勢との関係性を説明しますが
直立している姿勢時の腰椎椎間板の内圧を100とします。
この値を基準にしてその他の姿勢と椎間板内圧の高さを比較してみましょう。
すると、上向きになって寝た状態の椎間板内圧は25となります。
つまり腰にかかる負担が立っている時に比べて4分の1に下がるということです。
当然横になる方が腰が楽になるというのは分かると思いますが、きちんと具体的な数値があるということなのです。
では質問です。
座っている姿勢では腰椎椎間板の内圧の数値はいくつになるでしょうか?
ズバリ答えは140です!
直立しているよりも、座っている方が腰に負担になる割合が1.4倍になるということです。
ご存知でしたか?
また直立から中腰姿勢に腰を曲げようとする動作時には腰椎椎間板の内圧は150となります。
椎間板内圧が高いという事は、椎間板と椎間板周囲が圧迫されているといくことです。
これらが炎症や血流障害をきたすことで、筋肉や神経の痛みを作り、腰痛の原因となってきます。
つまり腰痛の方は、長時間の座る姿勢と直立から腰を曲げる中腰姿勢は気をつける必要があります。
デスクワーク等の座りっぱなしのお仕事をされている方にも腰痛が多いのは頷けますよね。
椎間板内圧上向きで寝ている状態が最も低くて、次いでうつ伏せ、横向け寝、立位、坐位の順に増加していき、前屈位である中腰になることで更に高まってしまいます。
椎間板ヘルニアの初発症状に急性腰痛が挙げられるので、予防として長時間座る仕事の方は合間に立ち上がって腰のストレッチなどをすることをおススメします。
また腰痛だけでなく、お尻や大腿部、下肢にも痛みやしびれが広がっている場合は腰痛ヘルニアや坐骨神経痛が疑われます。
早めの受診が必要です!
ぜひお問い合わせ下さい。
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(2021年7月22日)
骨盤の前傾と腰痛の関連について
骨盤が前傾すると反り腰に
コロナも第4波と言われるほどコロナ感染者数の状況が悪くなっていますが、それでも治療の必要性を感じ、日々受診していただいている患者様の為にも有益な情報をお伝えしてまいります。
またとっぷ整体整骨院では毎日来られる患者様が安心して治療を受けれるようにコロナ感染予防対策に関しては引き続き全力で取り組んで参ります。よろしくお願い致します。
さて、今日は骨盤の傾きと腰痛の関連のお話です。
傾きといっても様々ありますが、今回はその前傾と呼ばれる傾きと腰痛との繋がりについて解説していきましょう。
骨盤の前傾していると
- 腰が痛む
- 股関節が痛む
- 膝が痛む
- 下腹部がポッコリでてしまう
- 出っ尻になりやすい
- 太ももが太くなる
- 外反母趾になりやすい
といった症状がでやすくなります。
骨盤を前傾させてしまう原因
骨盤は身体の中心であり、多くの筋肉や靭帯によって固定されています。骨盤が前傾してしまうと、連動して腰椎の前弯が増強していきます。
腰椎の前弯が増強した場合、椎骨の後方に力学的なストレスがかかってしまいます。その状態が持続すると、椎間板や椎間関節部にストレスが蓄積されてしまい、最終的に腰椎を発症するようになります。
ではどのようなときに骨盤の前傾または後傾(今回は省きます)が増えるのでしょうか?
それは疲れ等により筋肉のバランスが崩れたときだと言えるでしょう。骨盤を前傾させる筋肉が短縮または過度に緊張している場合に前傾が増加し、反対に前傾させる筋肉が弱体化、または低緊張となることで後傾が増加します。
骨盤を主に前傾させる筋肉は
①脊柱起立筋
脊柱起立筋の柔軟性が低下することで脊柱起立筋の起始部と停止部の距離が本来より短くなっている。
②腸腰筋
腸腰筋の筋力低下により腸腰筋の起始部と停止部の距離が本来よりも長くなっている。
③大腿直筋
大腿直筋の柔軟性が低下することにより股関節が屈曲し、それに伴い膝が曲がることで骨盤の前傾が起こる。
の3つになります。
骨盤前傾には筋肉以外にも多くの原因が関与されると思われますが、たとえば股関節や膝関節が屈曲するとそれに連動して骨盤は後傾していき、さらには脊柱を屈曲してしまいます。
しかし変形性股関節症を持たれる人の中には股関節の伸展制限を腰椎の前弯を増強させて代償し、腰が曲がらないように調整している方もいます。
このように様々な関節を微調整しながら、重心を中央に保つようにして、立位を安定させるように人体は無意識に働いているのです。
とくに筋肉などは二次的に障害されている場合が多いです。なので筋肉をほぐすだけでは解決にはならないこともよくあります。
なかなか腰椎が治らないという方にはこのような状態に陥っているケースが多々見受けられます。
まずはどこが根本的な原因であるかを見極めて、その根本に対して必要なアプローチをしていくことが大切です。
あなたの骨盤は前傾していませんか?
専門家への受診、および適切な検査を受けることをお勧めします。
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(参考文献:姿勢と動きの「なぜ」がわかる本」
(2021年4月11日)
頚部前方突出位を改善して肩凝りをなくそう!
みなさんこんばんは、岸和田市春木とっぷ整体整骨院の前田昌輝です。
さて、先日は【頚部前方突出位(FHP)】が肩凝りの原因になるという話をしました。
鍼灸治療が効果的なのは間違いありませんが、加えてお家でも行える簡単なエクササイズがありますのでそちらもご紹介していきましょう。
FHPでは筋力低下を起こしやすい椎前筋や丸くなりやすい背中を伸ばすことで肩凝りを改善出来ます。
【頭部前方突出位(FHP)】の原因は頚部を屈曲させる椎前筋の大きさが、後頭部の筋群と比べてもとても小さいことにもありそうです。
椎前筋は後面筋の過活動に負けてしまい筋力低下が起きやすいとされています。使うバランスに偏りが起きてしまうということです。
肩凝りが慢性的な状態にまである場合は、相当に椎前筋が弱体化しているとみて良いでしょう。
椎前筋が弱くなってしまうと頚椎を支える力が前後で不均等となり頸椎が不安定な状態となります。
そのために椎前筋をトレーニングすることは肩凝り改善にも重要です。
まずトレーニングする際には、頚部の筋肉に負担がかかりにくい姿勢で行う必要があり、仰向けが推奨されています。
続いて頚部の後ろにフェイスタオルを筒状に丸めたものを入れます。その状態で深呼吸をして、過緊張状態にある頚部筋をリラックスさせます。
その後に下顎を引き、椎前筋のトレーニングを行います。ポイントはタオルに加わる圧を首に感じながら
行うことです。タオルが太すぎるとかえって頚部が伸展位となるので注意が必要です。
続いてイスに腰をかけた状態で行うエクササイズを紹介します。このエクササイズは丸くなった背中を伸びた状態に改善することが目的です。
まず、イスの横を手で保持します。そのまま胸を前に張りましょう。その状態で顎を引きながら体全体を真上に引き伸ばすように身体に力を入れましょう。
この運動を5秒間保持して、5秒間緩める。
これを10回程度行ってください。
最初にお伝えした椎前筋はゆっくりした動きで20回程度を目安にトレーニングを行ってください。
最終的には軽い力で滑らかに顎が引けるようになることを目指していきましょう!
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(2021年3月14日)
首が前に突っ込む姿勢と肩凝りとの関係は?
巻き肩になりやすい
みなさんこんばんは、岸和田市春木とっぷ整体整骨院です。
当院にも肩凝り症状を改善したいという患者様が多数いらっしゃいますが、肩凝りを改善する為には、頭部前方突出位を理解する必要があるでしょう。
逆に言えばこの姿勢を改善することで、肩凝りを予防出来るとも言えます。
肩凝りを大雑把に分けると
肩凝りには原因が明確ではない本態性肩凝りと、筋肉や関節などの器質的な原因がある症候性肩凝りとがあります。
前者は過労や不良姿勢、運動不足などが影響し、頸部から肩関節にかけての筋疲労や筋緊張、ダルくなるような鈍痛などの症状が出現します。
長時間のデスクワークや机や椅子が合っていなくてそれに合わすように座って事で姿勢が崩れてなんて事が原因として挙げられます。
後者では頚椎疾患や肩関節疾患などの整形外科的領域から、消化器疾患の内科的領域、眼精疲労などの眼科的領域といった具合に、さまざまな疾患に起因します。
頭部前方突出位とは
現在では、肩凝りの原因となり得る姿勢として注目されているのが頭部が前方に垂れて、頸椎全体が前方に偏移し、環椎後頭関節部分で過伸展位となる【頭部前方突出位( FHP)】と呼ばれる姿勢です。
この姿勢でいると、筋力低下を起こしやすい筋肉と過緊張状態にやりやすい筋肉があるとされています。
筋力低下を起こしやすい筋肉には、頸部深層にある屈筋群である椎前筋や僧帽筋下部線維、菱形筋などがあります。
過緊張状態になる筋肉には、後頭下筋群や僧帽筋上部線維、肩甲挙筋、小胸筋などがあるとされています。
そして、この過緊張状態になる筋肉がいわゆる「肩凝り」で慢性的な鈍痛や筋疲労が出現しやすい筋とされています。
この頭部前方突出位の姿勢をとっている人の多数が巻き肩になりやすいです。
そして巻き肩になると肩甲骨の位置がどんどん外側に広がっていくので、背中の筋肉は引き伸ばされて血流が悪くなり、肩が重くなったり頸から肩がガチガチに固まってしまいます。
それ以外にも頭部前方突出位になる事で胸椎や骨盤の歪みに繋がり、様々なカラダの不具合を起こす原因になります。
当院では鍼灸治療によりこれらの深層にある筋肉の過緊張状態を取り除き、矯正による関節の調節を行うことで【頭部前方突出位(FHP)】を改善し慢性的な肩凝り症状を取り除くようにアプローチを行っています。
つまり肩凝り症状改善にはただ痛みのある筋肉に対してマッサージをするだけでなく、FHPに対して効率よくアプローチを行うことが不可欠です。
治療を続けてもなかなか症状が改善されないという方は、もしかしたらFHPに対するアプローチがされていない可能性もありますよ。
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