腰痛と天気の関係

気圧の変化での痛み

みなさんこんにちは 岸和田市春木宮川町とっぷ整体整骨院の前田です。

今日は天気と痛みの関係性についてお話をしていきましょう。

こんな経験は無いですか?

雨の降り始めに腰や首が痛み出したり、痺れたりする…

自分自身で経験として無くても、話として聞いたことはあるという方はいらっしゃるかも知れないですね。

実はこれは偶然ではなくて、きちんと痛みと天気には関係性があるんです。

そして天気が悪い日に痛みを訴える部位としては腰が最多である事も分かっています。

私たちの身体は気温や気圧の変動を常に受けているという事です。

元阪神タイガースの赤星憲広選手も晩年は頸椎ヘルニアの痛みに耐えながらのプロ野球人生でしたが、雨が降る前には首の痛みを感じていたとご本人がインタビューで語っていたのを覚えています。

このように慢性疼痛には、気温変化や大気圧の変動などの気象変化が関連するという報告が見られます。

天気が悪い日に痛みを訴えた部位として最も多いのは腰ですが、それ以外はこのようになっています。

①腰

②下肢

③肩・上肢

④頚部

⑤体幹

腰痛と気象変化の関係性を調査していくと、気温と気圧の低い時に腰痛の訴えが強かったことが報告されています。また腰痛の羅病期間が長い人ほどにその影響を受けやすいことも分かってきました。

また、気象の変化で腰痛が出る原因として自律神経の乱れてからくる血行不良もあげられます。

この場合、乱れる事で交感神経優位になり、血管の収集が起こります。

それで血行が悪くなり、筋肉が過緊張したり、酸素の欠乏からくる組織障害で発痛物質が出て腰痛を引き起こします。

気圧の変化からくる腰痛への鍼灸治療

とは言え、痛みが出る場所はさまざまであり、なぜ疼痛が出現するかについては不明なところが多いのも事実です。

考えられるのは気温低下による痛みと気圧低下による痛みには異なる点があるということです。

気温低下によるものは皮膚の冷感により冷感繊維が興奮することで痛みに作用を及ぼしていることが考えられます。

一方で気圧低下したものは一部の交感神経が作用し、痛覚繊維を興奮させて痛みに関係している可能性が考えられます。

または関節部における内圧の変化による影響により圧力がかかっていることも考えられるでしょう。

東洋医学的に天気からくる腰痛を考えると、

○気滞血瘀(きたいけつお)

ー毎日のストレスや運動不足からくる「気」の滞り。 「血」も悪くなって瘀血が溜まり、腰痛になる。

○寒湿

ー寒邪(冷えのこと)と湿邪(湿気です)が経絡を詰まらせる事で腰痛が誘発される。

つまり天気が悪い日に痛むのは偶然ではありません。この事を理解するだけでも電気の悪い日の過ごし方なども見直し出来るかも知れませんね。

ちなみにとっぷ整体整骨院では雨の日も患者様は多いです。やはり理由があるんですね。

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(2021年7月25日)

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