東洋医学的な寒と熱。体温のことではありません。

おはようございます、岸和田春木 とっぷ整体整骨院の前田昌輝です。

最近朝は気温がグッと下がり寒く感じるようになってきましたね。逆に昼間はカラッとして太陽のよく当たる日なら暑く感じる日もあります。寒暖の差が大きいので体調管理には気をつけないといけませよね!

今日は東洋医学の証についてのお話を簡単にしましょう。
証とは、いわゆる内科で「○○さんは現在○○の状態ですね」と病状の診断をされると思いますが、それに近いようなものです。

その中でも今日は寒証と熱証について。
寒と熱といってもこれは体温の話ではありません。病状の性質が寒タイプなのか、熱タイプなのかということを表現したものです。

寒証の人の特徴
寒気や冷えを感じ
顔色が青白い
舌は潤い湿気のあるような状態
口はそれほど乾かない
尿は透き通った透明な色でやや薄い

熱証の人の特徴
顔が熱ってぽくてほてるような感じがする。
顔色が赤い
舌は乾燥気味
口の渇きが強く、水分を欲する
尿は濃い黄色をしている。

以上が寒証タイプの人と熱証タイプの人の違いです。実際の体温がどうかということではなく本人が身体を冷たく感じているのか、熱っぽく感じているのかで判断をします。

東洋医学はバランスというものを重要にしています。最終的には身体が寒くもない、熱くもないというのが理想的な健康な状態で、その状態に戻すのが目標となります。

寒証と熱証の原因にはそれぞれ虚実があります。簡単に言えば虚というのは、身体に必要なものが不足している状態を指します。それには不足しているものをプラスする補剤的な治療が必要です。虚証の人は寒証になりやすい傾向があります。
逆に実というのは身体に余分なものが溜まりすぎている状態を指します。それには余分なものを排除する瀉剤的な治療が必要です。実証の人は熱証になりやすい傾向にあります。

また上熱下寒という証もあります。
これは上半身はほてるのに、下半身は冷えている状態のことを指します。熱証と寒証が両方あって入り乱れている状態ですね。
これに関してもバランスを整える治療が必要です。

東洋医学の鍼灸治療には、不足している気をプラスすることも、余分な気を排除することも両方が可能です。いずれにせよ、寒証や熱証というようにバランスがどちらかに崩れてしまっているというのは身体がストレスを感じていたり疲れが溜まってしまっていることのサインだったりするのです。
治療は早めに行うのがベストです。

東洋医学的な証を立てるというのは西洋医学とはまた別の視点からのものです。
病院に行ったが原因がわからない、薬を継続して飲んでいるがなかなか治らないという方は1度東洋医学的な証を立ててみるのも良いかも知れませんね。

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(2018年11月5日)

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