痛めてしまった箇所の修復過程のお話
みなさんこんにちは。
岸和田市春木宮川町とっぷ整体整骨院 前田です。
今日はもう一つお話をしましょう。
例えば、ふとした動作で腰を痛めてしまったとしましょう。
その腰の痛めた部位にはどのような生理学的な変化が起きているのでしょうか?またどのような経過をたどっていくのでしょうか?その筋肉の修復過程を理解していきましょう。
まず損傷した組織は①炎症期②増殖期③成熟期
以上3つの期を経て元の状態に修復されていきます。
①炎症期
組織が損傷してからだいたい1週間を炎症期と言います。損傷部は場合によっては出血したり、浸出液により浮腫も起こります。またブラジキニン、プロスタグランジン、ヒスタミン、セロトニンなどの炎症を誘発する物質が発生します。炎症性の疼痛が起き、ズキズキと痛むような特徴があります。夜中に痛くなったりするのもこの影響が考えられます。
ちなみに整骨院での治療のタイミングですが、早ければ早いほど治るのにかかる時間は短く済みます。この炎症期の段階で専門家に診てもらわないといけません。
②増殖期
組織の損傷から1週間目から2週間目までが増殖期となります。繊維芽細胞が遊走して増殖します。細胞外基質や細胞増殖因子を放出して、そこにコラーゲン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸などが結合して組織の骨組みが形成されていきます。
施術の際に指で患部を触るとゴリゴリしたような硬い繊維に触れることがありますがコレに当たります。
まさにその部分が損傷されているということになるでしょう。
③成熟期
増殖期より少し遅れて成熟期が始まります。
コラーゲンが成熟して損傷部位の抗張力が高まりプロテオグリカンが沈着して損傷部位の弾力性が高まります。血管の新生もさらに進んで修復は進んでいきます。
このタイミングで治療を受けることが出来ていればかなり早い段階で症状は改善されていくでしょう。
逆に治療をするタイミングが遅ければ治る期間はさらに長くなってしまいます。痛みが酷い症状ほどそうなることが多いです。
痛めてしまったら早く受診する、鉄則です。
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(2021年7月22日)