四十肩
肩が痛む方の寝る時の正しい姿勢とは?
みなさんこんばんは。岸和田市春木宮川町とっぷ整体整骨院の前田です。
さて夏休みももう終わりで涼しくなってくるのかと思いきや。今日もまた大阪は35℃を超える猛暑日となりました。まだまだエアコンが手放せませんね。
コロナによる緊急事態宣言で外出を控えている方やテレワークの方も多いとは思いますがエアコンによる冷やし過ぎは五十肩や四十肩などの肩の痛みを引き起こす原因にもなるので要注意ですよ。
当院でも肩が痛くなってしまった患者様が夜寝る時の姿勢に困っているという相談を多数受けます。
今日はその寝る姿勢、または負担のかかりにくい姿勢についてお話していきましょう。
まず、肩の痛みなので肩のポジションにばかり目を向けたくなるのですが…
みなさんは肘から先にも目を向けていますか??
肘が真っ直ぐ伸びた状態で寝るのと
肘を曲げた状態で寝るのとでは
肩にかかる負担、影響力が変わってくるのです。
例えば上向きに寝るケースで、肩が痛む側の肘を曲げた状態でお腹の上に置くというポジションには非常に意味があるんです。
実は肘が真っ直ぐに伸びている姿勢は、肩から指先にまで伸びる神経や血管が伸張された状態となります。一方で肘を曲げた姿勢では、それらの組織が縮んだ状態でゆとりが生まれます。これにより血管が外から受ける圧力が低下したり、血管の流れがきちんと指先の末端にまで流れやすく栄養されやすい状態となります。
また肩関節が内側を向くように内旋位となる事で肩甲下筋が縮むために、上腕骨頭に栄養供給する血管に対する背面からの圧迫が減少します。
これによりさらに循環状態が良くなることが考えられるでしょう。肩周りの筋緊張も緩和される可能性が高いです。間違いなく、肘を真っ直ぐに伸ばしているよりも、肘を曲げた方が肩関節に痛みが出にくいポジション(姿勢)と言えるでしょう。
寝ている時間は単純にI日の3分の1にあたります。
良い姿勢で寝るか、痛みを引き起こしやすい悪い姿勢で寝るかは大きな違いとなるでしょう。
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(2021年8月26日)
関節の痛みについて
こんばんは、岸和田市 春木 とっぷ整体整骨院の前田昌輝です。
当院ではスポーツをしている最中に関節の怪我をされる患者様の来院も多いです。
早期に部活動に復帰する為に、また同じような痛みを出さない為に治療は必要です!
また高齢の患者様も関節にある軟部組織の水分量が低下する為、に関節の動きが悪くなる事で、関節に負担がかかり負傷しやすくなります。
さて、今日は関節の痛みについてお話しをしていきましょう。
例えば膝の関節ですが、歩いても、休んでいても関節がズキズキと痛むことって経験はありますか?
そんな時は関節が腫れているというようなことはありませんでしたか?
関節の痛みは、基本的に炎症によるものです。
関節が摩耗したり、関節が破壊されると、それを修復するために白血球が集まって炎症が起こり、ブラジキニンなどの物質が関節内に放出されます。
また関節の摩耗に対するストレスを軽減する為に滑液包からは関節の動きをよくする為の滑液が分泌されます。これがいわゆる関節の腫れですね。
つまり関節が腫れているということは関節に炎症が起きているということを意味しています。
ブラジキニンなどの物質には発痛作用や発痛増強作用がある為に関節内の関節包や関節靭帯に存在する侵害受容器というセンサーを刺激し痛みを起こします。
一方で急性期には滑膜に白血球が集まって炎症を起こしますが、関節リウマチのように慢性的に炎症が起こると、滑膜にマクロファージやT細胞(リンパ球の一種)が浸潤します。すると滑膜の細胞からTNFαやインターロイキンなどのサイトカインが放出され、肥満細胞や血管組織などからブラジキニン、プロスタグランジン、ロイコトリエン、ヒスタミンなどの物質が分泌されます。そのため、痛みが起こるのです。
さらに、TNFαやインターロイキンなどは滑膜の増殖を促すために、滑膜細胞は軟骨を破壊しながら浸潤していきます。そのため関節の変形が起こり腫れるのです。
関節の痛みの場合、痛みは安静にしている時にも起こる自発痛と、動作をする時に痛む運動時痛とに分別できます。
一般的に自発痛は関節の摩耗や破壊により遊離されたブラジキニンなどの発痛物質が侵害受容器を直接刺激することで痛みを起こしますが、運動時痛はプロスタグランジンなどの発痛増強物質が侵害受容器の感受性を高めることで、通常痛みと感じないような弱い刺激でも痛みと感じているものと考えられています。
もし、自発痛を伴うような場合は患部を冷やすことで痛みを和らげることが可能です。
その為には今起きている痛みがどのようなタイプの痛みかを見極めなければなりません、肩や膝など関節部への痛みが伴う場合はぜひ一度ご相談下さい。
身体の歪みなどが痛みの原因となる場合もありますので、姿勢分析により正確に見極めます。
関連記事:物を持つと肘が痛い時の 曲池【きょくち】
関連記事:鍼灸治療の効果とは?
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(2019年6月17日)
四十肩、五十肩について
腕を上に挙げると激痛
こんにちは、とっぷ整体整骨院です。
最近は激しい北風が吹き荒ぶという事もなく、ようやく寒さも、ひと段落ついた感じがしてきましたね。
寒さも収まったことでそろそろ大掃除でもするかと重い腰を上げた方もいらっしゃると思います。
さて、以前に掃除などで寒い時期に体を動かすと起こりやすいぎっくり腰についてお話ししました。
今回ご紹介するのは、腰と共に痛めやすい体の部位である肩の病気である肩関節周囲炎です。
肩関節周囲炎とは、名前の通り、肩の関節周囲の組織に炎症が起こる病気で、発症すると肩に激しい痛みを感じたり腕の動きが制限されたりする病気です。
明確な原因は不明で40代以降の方に見られる病気なので、四十肩や五十肩の別名でも呼ばれていて、そちらの方が一般的ですので、ここからは、便宜的に四十肩と書いていきます。
余談ですが、関節が硬くなって動かなくなるイメージから凍結肩などという別名もあります。
四十肩は中年の病気というイメージが強い病気ですが、最近は生活習慣の変化の所為か、30代で発症する人も増えて来ているので若年者の方でも油断は禁物です。
その症状から肩こりと勘違いされやすいのですが、肩こりは単なる筋肉の疲労が原因で起こるものなので、炎症を起こす四十肩の方がより症状が激しく現れます。
実際の症状としては急性期と慢性期に大別されていて、発症直後の急性期では炎症の痛みから、ろくに肩・腕を動かせなくなり、就寝中でも痛みで目が覚めてしまうなどの激痛が続きます。
その後数週間もすれば慢性期となり痛みは激痛から鈍い痛みへと変化していくのですが、今度は肩や腕の動かせる範囲が徐々に狭まっていきます。
これは、炎症の所為で筋肉が縮み固まってしまうことによるもので、腕を上げる、捻る、後ろに回すといった動作が制限されるので、重症化すると着替えやトイレなど日常生活に大きな支障をきたすことになるのです。
そんな恐ろしい四十肩に仮になってしまった場合の対策としては、急性期の時はとにかく炎症を抑えるために安静第一です。
無理に腕を動かさないよう三角巾で固定したり、湿布や氷などを患部に当て消炎に努めましょう。
ただし、炎症が収まった後の慢性期では筋肉を柔らげる為に、逆に肩を温めなければいけません。
また、痛みが出ない程度にストレッチなどの運動をすることで血行が良くなり回復が早まります。
特にアイロンを持って立ち、前屈みの姿勢で腕を前後に振るアイロン体操は手軽で効果的です。
このように、急性期と慢性期で取るべき対策が逆になっているので注意が必要です。
四十肩を予防する為には普段から肩周りの筋肉が固まらないようにストレッチをしたり冷えへの対策が重要となります。
また、姿勢の悪い状態が続くと肩に負荷が掛かり筋肉の硬化や炎症の原因にもなります。
とっぷ整体整骨院では四十肩の予防や回復の為に姿勢矯正や整体、ストレッチや鍼灸など様々なアプローチを用いて患者様の状態に合わせた治療を行います。
四十肩はぎっくり腰と同様に自然治癒する病気ですが、放置すると回復が遅れたり重症化・再発する病気ですので肩に違和感を感じられるようでしたら早めに当院までお越し下さいね。
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(2017年12月24日)