現代人は足裏を正しく使って歩けていません
腰の痛みの原因:浮き指
皆さん、日頃から足裏をしっかり使った歩き方が出来ていますでしょうか?
足裏の筋肉は、足首やふくらはぎ、太ももなど脚全体の筋肉につながっています。
足裏の筋肉を上手に使った正しい歩き方ならば、効率よく重心移動し、楽に歩くことができ、健康的な生活につながります。
足裏は体のわずか2パーセントの面積で全体重を支え、バランスをとっています。そう考えると、この足裏が歩くことにどれだけ重要な部分であるかがわかると思います。
しかし最近、現代人は足裏を正しく使えていないのが健康の妨げになっているケースがよくあるようです。
ある研究によると、現代人の7割がかかとに重心が乗る後ろ重心にやっており、足指が地面についていない“浮き指”だという調査もあります。(男性で約65パーセント、女性は約80パーセントが浮き指になっている。)
浮き指とは、立っている時や歩いている時に足の指が床や靴底に接地しない、または接地していても指先に力を入れて踏ん張れない状態をいいます。
原因としては幼児期の生活習慣が大きいようです。
主に3~6歳時にあまり歩いていなかったり、靴のサイズが合っていない子供は浮き指になりやすい傾向にあります。
靴のサイズが小さすぎると足を締め付けて足の成長を阻害しますし、反対に大きすぎる靴は歩くたびに足が靴の中で滑ってしまうので、足先が靴の内側に強く当たってしまい、結果的に浮き指を形成してしまいます。
浮き指になると足裏全体でバランス良く体重を分散させるかことが出来なくなり、ふくらはぎやふとももに負担がかかるようになります。
指に力が入らない状態ですので、自然と踵に重心が乗った姿勢になり、こけずに歩く姿勢を取ろうと体は前のめりの姿勢を取って猫背の原因にもなります。
猫背の姿勢になると腹筋や背筋ではなく、背骨やその周囲の筋肉で姿勢を維持しようと身体が働きます。そうすると、使われなくなった腹筋や背筋は衰えていき、そこを支えようと更に背骨に負担がいってしまい、腰が曲がっていき腰痛を引き起こします。猫背姿勢が長い間続くと、背骨内部の神経が圧迫されて、神経性の痛みを起こす腰痛も起こりえます。
もちろん、バランスが崩れた姿勢で生活を送っていると日々の疲れも取れにくく、蓄積しやすいです。
何より、足裏が上手く使えないと、転倒の危険性が上がることになってしまいますので、足の裏の筋肉はしっかり鍛えなければいけませんね。
具体的なトレーニング方法としては、タオルギャザーがおススメです。
裸足になれる場所なら、どこでもできるお手軽なトレーニングです。
やり方は
- タオルを床に置き、足を置きます。
- 足の指を曲げてタオルを掴みます。なるべく5本すべての指を使うように意識してください。
- タオルを掴んだまま、足の先を浮かせてタオルを離します。
1~3を繰り返してタオルを手前に引き寄せていき、全部引き寄せて1セットとし、3セットも目安にトレーニングしていきましょう。
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(2020年1月13日)